ブルマン日記    記: 大地 耕作






みさらし濾紙を無くそう!



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2018年7月23日(月)・・・水道水

昨日も暑かったのでアイスコーヒーが良く出た。

これからもアイスコーヒーを作らなくてはならないので短めに。

昨日のお客様からの質問の一つに

「このアイスコーヒーの水は何?」

「完全に水道水です。 日本の水道水は優秀ですよ」

「ただカルキが困りものですが、こんなの沸騰させれば消えます」


何度も言うが、これは私の持論でる。

今は喫茶を止めているが、

喫茶をやっている時から、一貫してこの姿勢を崩していないし、

完全に豆屋になった今なら尚更だ。

私に言わせてもらうと、日本人は手軽な水を粗末に扱い過ぎだ。

トイレに流す水も、感覚的には嫌だが、充分に飲める水を流している。

本当の意味で、その手軽な「水」の管理をチャントしているのか?

私は水出し珈琲にも、必ず汲み置きの水を使っている。

さて、これから水道水でアイスコーヒーを作る

必ず沸騰させて・・・。

大地耕作の珈琲日記




2018年7月22日(日)・・・お盆

お客様からお盆の声が聞こえ始めた。

8月になったら各お寺のご住職が各家に回り始める。

まぁー、寺としては「稼ぎ時」ということになろう。

「お寺さんが来られたら、アイスコーヒーを!」となり、

当店も稼ぎ時のおこぼれ、そのほんの一部を頂戴するわけだ。

坊主が「ちょっとトイレを・・・」という訳にも行かず、ま、ご苦労さんということになろうが

そこは修行を積んだ人で、「トイレなんか・・・」とこうなろう。

いや、失礼!


私が言いたいことは、

同じことでも、立場が変われば捉え方は正反対になるということだ。

ある高校の野球部が今回の豪雨のボランティアに行った。

「負けてもいいから」という事だが、3年生にしてみると最後の高校野球になる。

ところが逆の考え方だって有る。

自分が3年の時豪雨が有って、野球の練習を犠牲にしてまでもボランティアに行った。

これは今しか出来ないことだ。


私は高3で受験の時、東大入試が無かった。

別に東大を受験するつもりも無かったし、出来もしなかった。

でも、頂点の東大入試が無いと、その余波たるものは下へと降りてくる。

日本中の大学の競争率は軒並み上がる。

しかも戦後第1のベビーブームが私の1学年上。

一浪がゴロゴロ居た訳だ。


でもその記憶の御蔭でか、「生き抜く!」事こそ本当に大切だと悟れた。

店の営業で、「お客様への最高のお礼は、サービスでは無く店が継続し続けること」と思えた。

それには、自分だけの努力では無いとも分かった。

まさに「精神論」を限界だ。

ま、坊さんよ! しっかりやってくて! しかし君には未来は無いんじゃないか?

大地耕作の珈琲日記




2018年7月21日(土)・・・暑い!

豪雨災害から2週間。

多くの人がボランティアで行っているようだ。

詳しい調査も始まったばかりだ。

具体的な被害者にしてみれば、一日でも早く平常に戻りたい気持ちは山々だろう。

しかし、他方では、かなりの長期戦になろうことも、残念ながら覚悟せねばならない。

現に山陽本線が平常通り運行するには、最低でも一年という声さえある。

急ぎ過ぎて、2次被害にならぬこと・・・祈るばかりだ。


当店の豆の保存庫も24時間体制でクーラーを点けっぱなしだ。

朝、そこに入ると冷やーとする。

豆も24時間体制の冷房なのだ。

昨日から内猫にもクーラーをかけてやっている。

一番大きい「龍馬君」は、ハァーハァーと犬のように舌を出して暑がっていた。

「人間もバテそうだから、猫だって・・・。」

外猫なら、自分で涼しい所を探そうが、内猫はそうは行かない。

人間が勝手に「内猫」にした訳だから、それなりに面倒を見なくてはなるまい。

問題は、猫がそこにジーットしているかどうか?

昨日は失敗だったようだ。

性懲りもなく、今日も挑戦してみる。

そんな人間が思うように簡単に行くか!!




2018年7月20日(金)・・・アイスティー2

フリが付いてしまって、昨日もダージリン・ファイブオクロックでのアイスティー。

少しだけ濁ったもののクリームダウンと言えるのか?とギリギリだ。

25g使って「渋いかな?」

ナナなんと・・・、香りが素晴らしく、味も渋くない。

寧ろ薄く感じるぐらいだ。

ここからは好みの問題。


はて? 好みとは?

その人その人の、過去の概念や思い出が大きく支配している。

だからその人の今までの概念を打ち破り、新たな感激を与える事が出来るのか否か?

これが私の仕事だ。

何かこれと 似たような表現を使ったことが有る。

そう! 「失敗」の時に使った。

「世の辞書に失敗という言葉は無い」・・・・今でもそう思っている。

「失敗とは、今までの自分よサヨウナラ!」「私は新しく生まれ変わりました」

つまり、プロと言われるのは、数えきれない「失敗」をやった人の事だ。

失敗こそ、次の新しい自分への旅立ちの条件だ。

大地耕作の珈琲日記




2018年7月19日(木)・・・アイスティー

いやー・・・、本当に暑い! とにかく暑い!

去年も暑かったようだが今年も・・・いやー、より暑い気がする。

昨日のNHKカルチャー、今回の豪雨での被害状況?

最大に気になっていた。

が、取り敢えず全員無事のようだ。 一安心。


次に気になったのだ、アイスティーのクリームダウン。

予習とリハーサルの甲斐があってか大成功!

昨年は20gのアールグレーNYを持っていったが、今年は25gのセイロン。

私が濁るやり方と、濁らないやり方を、

更に生徒さんの1人に「濁らないやり方」を実際にやっていただいた。・・・これも大成功!


実は、今も、リハーサルで一昨日に作ったアイスティーを飲んでいる。

本当は違反なのだが、(ICE TEAが作った瞬間に飲み干そう)

70点のICE COFFEEを飲んでしまったから、

70点のICE TEAでも良いのでは?とだあーだあー。


でも、抑える所はチャント抑えてある。

当然、濁っていないICE TEAだし、保存のために冷蔵庫には入れない。

これでは冷たくないので、飲む時に氷を・・・それでも決して濁らない。

この際、水出しなんかしていない。 チャントお湯で・・・。

充分良いじゃん! 旨いじゃん!


氷を入れたら薄くなるのでは?

だから25gなのだ。(基本的には20g)つまり最初から少し濃く作ってある。

時間が経つと渋味も増すが、逆にこれが良いのだ。

カフェインを含む飲料の中で、「身体を温めるのは紅茶だけ」らしい。

カフェインには利尿作用も有るらしいので、熱中症には?

お薦めは出来ないものの、飲んだものが全て排出されるわけではない。

そんなこと言ってたら、ビールも飲めない事になってしまう。

「飲まないより良い」ってことで、この時期大いにICE COFFEEも、ICE TEAも飲もう!

夏バテ防止には最高のカフェイン飲料だ!

大地耕作の珈琲日記




2018年7月17日(火)・・・無糖

完全にアイスコーヒーが0本になったのは初めてだ。

大急ぎで作って、やっと出来たと思ったら、また数本の要求。

「ぎりセーフ!」というところだ。


それにしても無糖が圧倒的だ。

依然として、私としてはアイスコーヒーは加糖派だが、無糖が飲めないわけではない。

甘味を加えるか?否か?などは、勝手にしてくれ!ぐらいにしか考えてない。

珈琲の質や、焙煎度合いには、ついムキ子になってしまうが

笑う所は、大いに笑うんだ。


どうしても、私には出来ないことが時代の流れ。

それにしても、あんなに少なかった無糖! 今では主流ではないか!

これから無糖を作らなくては・・・

大地耕作の珈琲日記




2018年7月16日(月)・・・アイスティー

豪雨が終わり連日の暑さが続いていたが、昨日は特に。

暑さニモマケズ、寒さニモマケズ、そういう人に私はなりたい。

なーに、あと3〜4ヶ月もすりゃー寒くなる。 今だけよ! ちょっとだけよ!

暑いからこそアイスコーヒーじゃわい。


明後日のNHKカルチャーは、出来ればアイスティーがしたい。

年に一度だけの紅茶。

クリームダウンした紅茶と、しない紅茶を目で見、味わいたかったのだが。

昨年はクリームダウンしなかった。

私にとっての失敗とは「思った通りに出来なかったこと」だ。

その意味では、この際ははっきり失敗。

その後、数日かけて店で成功した。

「どのようにしたかなぁー?」

昨年の日記を読み返し、リハーサルをやってみることとする。

なんせ! 一発勝負なのだ。

大地耕作の珈琲日記




2018年7月15日(日)・・・フロストシュガー

さて今日はスタンプ3倍日だ。

今月は正規だが、来月に限り14日(火)が3倍日になる。

頒布会の発送はその前日の13日。

これは15日〜19日迄がお盆休みにする為の前倒しだ。


話は全く変わる。

アイスコーヒーに特有な形。

加糖か? 無糖か?を予め決めて置かなくてはならない。

多くの場合、ガムシロを使うことになるのだが、

「普段は無糖だが、今日はちょっと甘味を」なんて時にガムシロでは薄まるようで抵抗がある。

特に70点の水出しには??


これ前にも言ったかな?

まぁー、良いか! もう一度言っても!

フロストシュガーなるものが有ると重宝する。

これ原料はグラニュー糖だが、「冷たいものに溶ける砂糖」だ。

以前ヨーグルトに付いていたアレ!

「砂糖は悪か!」を心情としている我輩としては切実な問題だ。

これを使うと、熱い普通の珈琲のように使える。

もし「フロストシュガー」で入手出来なければ、「ヨーグルト用のお砂糖」も中身は全く同じ。

販売元も「カップ印の日新製糖」と同一だ。

当然HPも有るし、ここからも注文できる。・・・・これ是非お薦めしたい。

大地耕作の珈琲日記




2018年7月14日(土)・・・カップ麺

今日から3連休だ。

「豪雨被害の見舞い」も多くなるだろう。

一般的な「近火見舞い」や「洪水見舞い」では無い。

「顔を出しとかなきゃー」などは止めてあげて欲しい。


豪雨の時は怖かったものの、気温的には確かに涼しかった。

その後もの凄く蒸し暑い。

「このくそ暑いのに熱いカップ麺なんか食えるかってんでぇー!」

ってな具合で、お湯は沸かしたものの、

スープも具も投入、お湯だけ半分量。

3分間待ってかき混ぜ、いよいよ氷を・・・・。

くだらん脂肪は固まってしまって、見た目バチイものの、味は流石にインスタント。

充分食べれる。

驚いたのが麺だ。

氷を入れて引き締まったのか?

これひょっとしてHOTより良いんじゃない?

まさにこれアイスコーヒーの作り方。

買ったからには俺のものだ!

好きにさせてくれー。

大地耕作の珈琲日記




2018年7月13日(金)

今回の大雨、我が家としては大丈夫なのだが、

続々と具体的な被害が伝達される。

えーーーあの人が? えーーーあの家が? えーーーあの辺りが?

数えきれない。

数えきれないものを、数えるのが報道だとは分かっている。

そういう分析や解説も必要だとも分かっている。

「でも・・・・何処か違う」とも言いたい。

私も被害者の具体的な気持ちも分からない。

でも、分かろうとする。

この「異常事態」で店は営業出来ているものの、確かに暇だ。

暇ながら「今日の売上」を気にしながら、店番をしている私がいる。

本当に情けない!

「私に出来ることは」という高貴な目的を掲げる事が出来たら素晴らしいだろう。

今の私にはそんな事も出来ない。


でも、とにかく元気を出すしかない。

下ばかりを見ていてはならないのだ。

貴方は現地で・・・、私はここで売上を気にしながら・・・。

明るい話のネタを探し続けて、今朝も上を向いての散歩だ。




2018年7月12日(木)

毎年の事だが、私にとっては今日が決戦の日だ。

ここら辺りの幼稚園のバザーで、当店のアイスコーヒーを販売していただく。

もうかれこれ20年以上になるかな?

記憶にある最高の本数が90数本。

今年は35本。

数は少なくなったが、その日に作ったものという原則は変わっていない。

ということで、今日は此処まで・・・。




2018年7月10日(火)・・・信用

毎月この2桁の日にちになると、支払いが気になる。

「えーと、今月は?」

やれ台風だ、大雨だと、まだ「月が変わったばかり」という気がしていた。

何が起こっても、時間は平然と前にしか進まんのだな。

当たり前だが、陽は東から昇り西に沈んでゆく。


昨日銀行さんから「今月は16日が祝日になりますので17日に」

「やった!一日儲けた!」

なんてこと無い。 残りが一日少なくなるだけだ。

また次の瞬間、「今月は7月ということは31日まで有る。大丈夫だーぁ」・・・の筈。


こんな 私の心中の葛藤が毎月毎月38年間。

でもこんな葛藤と、「平常を装おう」とする気持ちが大切な気がする。

「平常を装う」背後には、イザとなったらという開き直りがある。

この開き直りの為に、笑顔を作ったり、冗談も言ってきた。

店は38年だが、私は67年人間やっている・・・・信用をつけ続けているのだ。

支払日で問屋からの信用。

ここの珈琲でなくてはというお客様からの信用。 全て人のなせる技だ。

大地耕作の珈琲日記




2018年7月9日(月)・・・心に太陽

とにかく、元気を出さなきゃいかんぜよ!

雨は止んで、昨日などは青空で陽が照っていた。

今朝は眩しいばかりの日の出。

瞬間だが、やっぱ日の出が一番だ!

元気を出さなきゃいかん!


一段落ついたら、物凄い数の被害状況が伝えられている。

高みの見物よろしく、「後片付け大変だろう」としか、私には言えない。

しかし、「♪見ろよ、青い空、白い雲、そのうちなんとかなーるだろう!♪」の気持ちが大事。

こんな時に不謹慎なと思われるかも知れない。

でも、この前向きで明るい気持ちのが大切な気がする。

暗くっては人は動かない、明るさと笑顔に人の心は動く。

心に太陽を持て! 唇に歌を持て!

大地耕作の明るさ提起




2018年7月8日(日)・・・出涸らし

岡山県・倉敷市・笠岡市と報道されるから、見舞いのお電話有難う。

私としては、全く異常なしだし、前の工業高校も、裏の今立川も充分な余裕だ。

だが、店に来られない状況のようで「やっと来られたから」との事。

逆に私の方が<心からお見舞い申し上げます。>


雨の毎日が続くからか涼しい。

涼しいから、テイクアウト用の70点の水出しも2〜3日仕込んでいない。

不思議とガス抜きの時のあの香りが懐かしくなる。

そう言えば、雨のせいかお客様も少ないし、たまに来たと思ったらリキッドのアイスコーヒー。

粉に挽く時のあの甘い香り・・・当分嗅いでない気がする。

朝、自分の為に、この水出しを飲む。

うん! 素晴らしい香りと味はするものの、

あの香りを経験した私としては「出がらし」のように思えてしまう。(失礼)


そう言えば、「出がらし」って何だろう?

改めて、先ずは言葉として調べてみた。

「出涸らし・出枯らし」・・・「香りや味が薄くなること」・・・うーんやっぱり良ー分からん?

私ば出涸らしに「嫌な渋味」と感じていたし、

現に普通の珈琲を可能な限り薄めてみても、麦茶の風味は出なかったのだ。

この風味は出涸らしじゃないと出ない。

灰汁は悪か・・・・関口氏の有名な言葉だ。

大地耕作の珈琲日記




2018年7月7日(土)・・・川がキーワード

いやー、本当によく降る。

猛烈に降る時と、少し収まる時も有るから、被害としては今の所出ていないが・・・。

昨日は麻原以下7名もの死刑が執行されたようだ。

上川法務大臣の会見では、こんな悪い奴!とだけ言い・・・こんなの司法の仕事だ。

川下に住む私としては、何故今なのか? 何故7人もなのか? 今後の見方は?

法務大臣にしか答えられない事を答えていない。

あくまで、人の価値観に多大な影響を及ぼしている宗教だ。


こんなくだらん奴の話はもう止めて、珈琲の話。

「珈琲屋」と同時に入荷した本の中に、「モカに始まり・抽出編」がある。

これは昨年末「モカに始まり・産地編」の続編になりこれで終りということだ。

この本は森光氏の生前に発刊された名著「モカに始まり」を基にしている。

ただ、今回の抽出編は「その後新しく発見された文章」と考えても良い。

新しく発見された? 何故そこまで? 崇拝は間違いだ!と言ったではないか!

それはそれとして、この本は結構面白い!


先日の大坊さんとの対談は暇暇に読めるが、この抽出編は結構夢中になる。

と同時に、「対談はやっぱ本では難しいな!」

いかんせん、言葉の抑揚も、その場の迫力も感じられない。

<まぁー、別に感じられなくても良いのだが>

だいいち、対談者が互いに言葉を選んでしまう。

日々の珈琲屋生活は、「そーんな、綺麗事じゃねーよ!」

さて、今夜は七夕・・・天の川は見えない筈、素麺でも川に見つらえて、今立川の様子でも見るか!

大地耕作の珈琲日記




2018年7月6日(金)・・・珈琲屋という本

昨夜は凄い雨だったし、まだまだこれは続くとの予報。

しかし、「明けない夜は無い」を信じて・・・。


これ、実は大坊氏と亡き森光氏との対談の本だ。

この本の出版を初めて聞いた時、私は全く興味を示さなかった。

というより、反感さえ持った。

彼らは、<自分が点てた珈琲>に最後まで拘ったように感じたからだ。

私が探している珈琲とは完全に違っていた。

<誰がどんな風に点てても、これさえ守っていれば>という「これ」を探しているのだ。

そういう意味では、先日亡くなった関口氏に惹かれる。

その後、ランブルには何度も行くが、彼が点てた珈琲など1回も飲んだことがない。

関口氏のランブルではなく、ランブルの代表者としての関口氏だ。


ところが今井氏(イブラヒムモカの会)の推薦により、この本を入手。

今もこの本を読んでいる最中だ。

何故に「嫌っていた本」を・・・・。 これが付き合いというものだ。

この「付き合い」を大切にしなくてはならない。

今井氏の今のご苦労とお世話が有ってこそ、イブラヒムモカが入手出来ている。

この本の素晴らしさ?というより

「SUNイルガチェフ」「ヤンニハラール」そして「2018イブラヒムモカ」への願望だ。


確かに、会を立ち上げたのは森光氏だ。

亡くなってから1年半経った今でも、彼は凄い人だったと思っている。

大坊氏も結局「大坊珈琲店」は無くなっている。

言い方はキツイが、両者共に過去の人だ。

過去を偲ぶのも大切だが、森光氏への崇拝は間違っている。

現在や未来に向かわなくては彼の心はうかばれまい。

大地耕作の珈琲日記




2018年7月5日(木)・・・今年のイブラヒムは

日本は北朝鮮・アメリカを軸にした東アジア情勢に関心が集まる。

私も日本人として当然の事だ。

だが、珈琲マンとしては何と言っても中東情勢だ。

特にイエメン、エチオピア。


先日「SUNイルガチェフ」や「ヤンニハラール」は?と聞いてみた。

応えは「未だなんですよ!」

確かに遅れているみたいだ。

「それから赤木さん、イブラヒム・モカの事ですよ!」

「注文は受けてくれましたが、発送が出来るのか?何時になるのか?不明です」

「輸入代行してくれているワタルは、今回は諦めたら?」

イブラヒムモカの会としては「継続にこそ意味がある。・・・と応えました」


まさにその通りだ。

今まで一度たりともサンプルなんかも無く、信用だけで21年間も続いてきた。

見た目では、小粒で、大きさもバラバラで、乾燥度合いも混ざっって、

石もあり〜の、繰り返し選別しなくてはならねぇーの・・・。

本当に良いところ無しのこの豆。

一つ良いところを挙げれば、<旨い!>ということだけだ。

でも、これが珈琲の99.5%の要素を占める。

残りの0.5%は、焙煎者自身の考える毎年の豆での焙煎度合い。


この豆の毎年の入荷の素晴らしさと、自身の緊張感が断ち切れてしまったら・・・

え〜い! やかましいわい! この紋所が目に入らぬか! と掲げる豆が無くなる。

このイブラヒムがこの役割を21年間ズート果たしてくれた。

諦めないで、最後の最後まで入荷を追求して欲しい、

手出しも出来ない、田舎のしがない珈琲屋の願いだ。

大地耕作の珈琲日記




2018年7月3日(火)・・・香り 2

いつも私の日記は長いが、昨日は特に・・・。

でも、私にとっては本当に大切な事態だったから書き留めたかった。


覚えておいでか安永式?

実はこれについてNHKカルチャーで先日質問があった。

勿論、当時、私は「香りは熱から発せられる」と思っていたから、

これを前提に説明していた。

私なりの説明が間違っていたとは思っていない。

だが、私の心の中では10%程スッキリとは感じられなかったのだ。


原因は「香り」を一緒こたにまとめてしまい、「熱」での発散という私の考えに有った。

「香り」なんか一つにまとめられる物ではない。

現に、生豆・挽いた時・飲む時と異なっているではないか? こんなの当たり前だった。

いくら安永式の70℃のお湯で点てようと、これを再加熱しようとも、

既に変化してしまっている香りは、元には戻らない。

確かに「熱」は最大な要因だ。 が、100ではない。

だから、水出しのガス抜きを冷水で行っている最中に、挽いた時に近い香りがしたのだ。

安永式で点てた珈琲も、永遠にもつ物ではない。

ただ、95℃のお湯で点てたものと比べて、というだけの事だ。

煎りたて・挽きたて・点てたてこそ最高!

大地耕作の珈琲日記




2018年7月2日(月)・・・香り

カップテストとしての珈琲はHOTで飲むが、

この時期はどうしてもアイスコーヒーになってしまう。

当店のテイクアウトのアイスコーヒーも、「水出し」と「お湯出し」を選んでもらう。

当たり前だが、毎日70点の水出しを作る。

その際「ガス抜き」を15分以上することになるのだが、

「ん? 良い香り!」

珈琲の香りは、焙煎時、煎り豆からの香り、粉に挽いた時、点てている時、飲む時が普通。

私ぐらいになると(笑い)、更に生豆の香り、飲んだ後のカップからの香り、

アイスでも口に入って温まり、口内に漂う香り迄も意識するのだが・・・(笑い)

まぁー、一般的には前者5段階だろう。

それぞれの香りは変化し、それぞれ色を持っているようだ。

この中でも「挽いた時の香りが」圧倒的に強いし、感激する。


私は今まで「香りが出るのは熱が加わった時」と思っていた。

この理屈では説明できないことが数個有った。

何故旨いとも思えない「水出し」に?

この動機の一つに「熱を加えないで抽出するから、挽いた時の香りが・・・」という人もいる。

ところが、珈琲生活45年の中でダッチで、こんな香り嗅いだことがない。

これはランブルのダッチ珈琲でもだ。

いつしか、私もこの香りのことは要求しないで、

「ブランデーのようなダッチコーヒー」と特濃を求めていたのだった。


話は元に戻り、「70点の水出し」のガス抜きの時の香りは、

まさしく「粉に挽いた時の香り」に非常に近いものだった。

初めて気がついたのは、約1ヶ月程前。

それから、毎日70点を作っている訳で毎回その香りを感じる。

これは決して偶然などではない。


私が出した結論。

その時の香りは、その時にしか出ないだろうガスと一緒に放出されてるのでは?。

ガスが放出される場合、その一つの要素として熱という場合もある。

ガス抜きが出来てしまった「水出し」から、挽いた時の香りなど有ろう筈はない。

更に「手挽きミル」の方が、香りが良く発散する。

電気式の場合も、粉の受けを工夫する。

そこを考慮すると、30g挽こうが100g挽こうが、香りの量はあまり変わらない。

いやー、70点で良い経験が出来た。

大地耕作の珈琲日記




2018年7月1日(日)・・・
騙し

さて、一年の後半への突入だ。

あたい、どーも上半期、下半期という言葉が好きになれない。

昨日、頒布会の珈琲豆もお送りしたし、「後半これからが勝負!」と意気込みたい。

お送りした今回の豆は、予定通りエチオピア・グジのWASHEDだ。

今回のAFRICAN FAIRでは、やけにエチオピアの豆の扱いが多い。



「珈琲豆発祥の地」「人類発祥の地」だと言えば、何だかカッコ良いが

我々珈琲を真面目に追求しているものとしては、今でも謎が多い国だ。

報告によると、「天然のカフェインレス珈琲の木」もエチオピアで発見されたようだ。

話題のゲイシャ種も原木はエチオピア。

更に、「発酵臭」と「スパイシーな香り」とをはっきり区別しなくては

イブラヒム・モカの本当の価値は評価できず、問屋にも騙される。


話かわって、「騙す」という言葉。

私は好きでは無い、汚い言葉だ。

どこかの大学のアメフト部の「潰せ」とか、「馬鹿」とかも汚い言葉だ。

相手に言ったようだが、実は自身に言っている。

その言葉を使った瞬間に、粋がった筈の自分の感性は貧しくなる。

この瞬間から、「守り」になってしまうのだ。

騙されないように、潰されないように、馬鹿にされないように・・・。

この話、もう止めよう。


商売とは、ある意味「騙し」では無いもののギリギリの線とも言える。

<開き直って、儲けさえすれば良いという人も確かにいるのが。>

だから「騙されないように」保身してしまう。

問屋やメーカーから「騙されてきた」

だから「騙されないように」保身してしまう。

「騙し合い」が今の世の中か? 正直情けない!

大地耕作の珈琲日記




2018年6月30日(土)・・・今年の後半は?

6月も今日で終わる、というより今年も半分終わる。

この半年間は長く感じたような、短いような。

物凄くいろんな事が起こっている。

流されないように、成長する自分をしっかり意識することが大切な気がする。


今や私はスポーツ関係はどちらかと言えば嫌いだ。

野球、ゴルフ、サッカー・・・、どうも苦手だ。

ところがこの時期はどこのTVやラジオもワールドカップばっかりだ。

その際、スイッチを切る事になるのだが、切ってから考える。

「夢中になれることがある」ってこと、羨ましいなぁー。

これ皮肉で言っているのではなく、本当に心からそう思うのだ。

私なんぞいっつも考えている。

いくら考えても自分の考える量なんて知れている・・・そんな事も分かっている。


今日は何を食べようかな?

毎日のこれの連続が今を作っている。

確かに素晴らしいことだが「もっと痩せなきゃ!」などの問題を生んでいる。

「食べれない」「滋養をつけなきゃ」という言葉が、地球上から消えているのでは無いのだ。

特に珈琲豆の生産国に多い。

2020年東京オリンピックだって? 東北の復興だって?

気が滅入ってしまう。

今年の後半も、迷いながらでもAFRICAN fAIRをやり続けたい。

大地耕作の珈琲日記